フランスはこの間の金曜日(7月4日)が学校の年度終了で、
そこからバカンスへ突入!
ニュース番組では、週末の渋滞情報が流れるようになってきました。
というわけで、「パリにパリジャンが居ない!?」シーズンのスタート。
そして私の住むコートダジュールにはフランス全土から人がぞくぞくと集まります。
私の住むカーニュシュルメールは、
ニースのように世界中から観光客が集まる感じではなく、
そしてアンチーブなどのようにイギリス人バカンス客のメッカな感じでもなく、
普通のフランス人ファミリーがバカンスを過ごしにやってくるような場所です。
そんな背景もあって、夏の間は人でにぎわうとはいえ、
のんびりしたファミリーファミリーな雰囲気。
それが私は大好きです。
市の方もバカンス客を迎えるにあたって準備は万端。
6月下旬からはビーチ沿いと周辺の駅、市の中心部を結ぶ無料バスが
出るようになってきました。
そして中でも見逃せないのが、2週間に一度、週末に開催されるお祭り。
今年は夏のスタートを祝う祭り、音楽祭、旧市街イルミネーション祭り、などが企画されてます。
この週末は、漁師の神様の祭り Fête de la Saint-Pierre et de la mer!
お祭りのポスター |
このポスター、かわいくって好きですが、
結構すごいんですよ。
クラゲとか
タツノオトシゴとか
が、ちゃんと網羅されている(笑)
その他、花火ありの、漁師の神様を海の上で燃やすシーンありの、で、
実際のお祭りのエッセンスをすべて盛り込んだよくばりポスターなのです。
って、祭りの話じゃなくポスターの話になってしまった。
このお祭り、日本の、時に厳かで、時に華やか、和の魂を感じる・・・そしてどこかなつかしい
なんて、しんみり来るような感じのものでは全然ないんですけどね。
それともフランス人はこのお祭りで郷愁のようなものを感じるのだろうか??
日本でいう「夏祭り」と比べると、どうしても即席感が否めないうちの地元のお祭りシリーズ。
ですが!
地元の人もバカンス客も、こぞって出かけ、
海沿いで夕食をとったり、自宅での夕食の後バーで一杯飲んだり、
夜のビーチで人を眺めながらごろごろしたり。
と、みんなが素で自由に夏の夜を楽しんでる感じがとってもいいんです。
去年に続き今年もバカンスに出かけない私たち。
ちょっと残念、なのは確かだけど、
仕事をしていても、夕方、海を見ながら帰宅し、
テラスで夕ご飯を食べ、
週末はビーチに行って泳ぎつつ、バカンス客を眺めていると、
ついバカンス気分。
なんだかんだで満足しちゃっている我々。
(安くついていいわ。)
夏祭りシリーズは始まったばかり。
引き続き楽しんで参ります。