2013年1月23日水曜日

フランス 動物病院の巻

皆さんこんにちは、ご無沙汰しまして済みません。
気づけば最後の記事が世界の終焉でストップしているという
不吉なブログになっておりましたが、
日々平常運行で無事やっております。

年末年始は、東京住まいの私の弟に
実家の二匹の猫の命を委ねて、日本から両親が来仏。
ステファンの両親および妹夫婦、
その3人のちびっこと年越しを過ごし、
楽しい冬休みになりました。

スケジュール的には盛り沢山な冬休みを経て、
最初にダウンしたのがステファン。
バカンス終盤から明らかに体調を崩し、
パリの空港でうちの両親を見送った途端発熱。
どうやら繊細みたいです。

どうにかこうにかパリからカーニュに
私たちも帰宅して、久しぶりにネコに会ってみたら
なんだか猫もダウン気味。
耳の後ろに大きなおできが・・・!

パリに出かけている間、お隣さんに
猫の世話をお願いしていたのですが、
もちろんそれはトイレと餌の世話くらいなもので、
一緒に遊んでくれる人も外に出してくれる人もいないストレスからか、
首回りを相当掻きむしった模様・・・!

私たちが戻ってきたのが日曜の土曜の午後で、
とりあえず月曜に私が動物病院に連れて行くということに。


ネコ、このおできが相当気になったようで
掻きむしり続けたっぽい。
日曜夜、リビングに来ないな、と呼んで探したら、
真っ暗な部屋の隅に小さくうずくまっておりました。
見ればおできをつぶしたと見え・・・(T_T)
なんだか大変なことに・・・。

時すでに23時、がそのまま放置できそうにもなかったので
動物救急病院に電話し、連れて行くことになりました。

この病院がまた割と辺鄙なところにあって、
周辺が真っ暗な中、女性3人、スタンバってました。
この日は傷の周りをバリカンで刈られ、
消毒して、注射2本打たれて終了。
パッと見派手におでき破裂してましたが、
綺麗にしてもらった感じだとそれほど傷も大きくなく
とりあえず一安心。
治療内容をまとめた書類を作ってもらって帰宅。

バカンス終了を目前に寝不足な私たちでした。


続いて翌日に近所のいつも行ってる動物病院に。
昨日もらった書類と猫のカゴを持って。

この動物病院の先生が、45歳前後くらいの男性で、
すんごいおっとりしてて、
超「動物病院の先生」風。

おできを取り除いて傷口を縫うことになったので
ネコちんを預けてまた夕方お迎えに行くことに。

帰ってきた猫は首に包帯ぐるぐる巻きでしたが、
ご飯もトイレもできるし、とりあえず良かった。


というのが1月上旬の出来事で、
その後
・包帯取り替え
・包帯取り替えた直後にネコが速攻外し、
 もう一回つけてもらいに。
・包帯外し
・傷口の抜糸(本日)
そのうち2回は先生不在のため出直し。

という感じで、仕事中のステファンに代わって
超動物病院通いをしたのでした。


ネコはバリカンで毛をカットされた部分を
まだ掻き続けるため(涙)傷だらけですが、元気です。

ちなみに、言葉の学習ってすごいわね、と思ったのが、
今回の動物病院で先生の言ってることが全然分かんなかったこと!
おできって?傷って?縫うって?消毒って???

こういうのって、母国語だったら小さいうちから、
自分が怪我したりする中で自然と使う用語だけど、
大人になってこちらに来て、しばらく学校に通ってたって、
使わないもんね~~!
30歳にしていきなり動物病院で幼児的なふるまいをしてきたのでした。

幸いこの動物病院は超近所なため
「ゾエ(猫の名前)です。」って持っていけば
大体の事情は分かってくれているため、助かったのですが。


それにしても深夜の救急病院で約1万円。
翌日の近所の病院での処置でまた1万円。

日本もそうだけど、動物の方が医療代かかってます。