2014年12月25日木曜日

カーニュシュルメールのノエル

南仏の小さな町、我らがカーニュシュルメールにもノエルがやってきました。
ノエル(Noël)はフランス語でクリスマスの事です。

12月半ばで気温が18度の日もあり、
暖冬の記録を更新した今年。
加えて11月は3分の2くらい雨だったのではないかという変なお天気で
楽しく年末を迎えられるのか心配でしたが、
2週間ほど前から天気が良くなり、
先週からはぐっと冷えるようにもなりました。

まあクリスマスと言ったらこのくらいは寒くないとね。

ヨーロッパのクリスマスで欠かせないのがクリスマス市場!
有名どころではストラスブールので、
最近では東京に出張に来てくれているらしいですね。
フランス語ではマルシェ・ド・ノエルです。

南仏にももちろんクリスマス市場はありますが、
とある現地の人に言わせれば、
「10年前はこんなの無かった。発祥の地とは関係ないし、商業的。」
とのこと。

まあ確かに青い空と青い海に囲まれて、
無理やり雪化粧されているクリスマスツリーはなんだか不思議な光景。

・・・という違和感にも早々に慣れ、
やっぱり人間っていうのは楽しい方へ流れるのは簡単なようで、
私自身もクリスマス市場が出るようになると年末気分でルンルンです。

さて、市場では何が売られているのでしょうか。
ニースで見てみると、おもちゃ、帽子・マフラーなどの衣料小物、指人形みたいなぬいぐるみ
伝統っぽい(?)ケーキ、ソーセージ、フォアグラ・パテなどの瓶詰めetc・・・
に加えて、綿あめ、リンゴ飴、チュロス、ソッカ(ひよこ豆のクレープ)といった
歩きながらつまめる美味しいものや、
ホットワイン、シャンパン、牡蠣のスタンドも。
2009年の頃は、東南アジア系の人が日本刀を売っていたり、
韓国のヘアアクセサリーやさんが出ていたりと、何でもありな風でしたが、
今はもうちょっと「クリスマスっぽいもの」の縛りをきつくしたのかな?という感じです。

正直、売っている小物などは、何もここで買わなくても・・・っていうのが多いのですが
まあそうは言ってもイルミネーションがいっぱいで、
人出も多く賑わう中、ホットワインでも飲みながら
ぶらぶら散歩するのは、なんだかんだで悪くないものです。

とここまでおおむね、私が見てきたニースの光景をもとに書いてきたのですが、
カーニュシュルメールに来るとまた雰囲気が変わります。



12月に入ると町の中心の広場にクリスマス市場が出ます。
が、クリスマス1週間前の土曜日にも関わらず、この静けさ!!
15くらいのお店のスタンドが、ひろばを囲むように出ていました。
ニースと同様、オーソドックスなお店に加え、
ユニセフのスタンドや、焼き栗やさんなども。



そして、広場の中心はスケート場に。
これはどのクリスマス市場でも恒例なようです。
カーニュは子ども限定。



カーニュのデコレーションはなぜか毎年エスキモーの家&白熊。
この中が子どもが入って遊べるようになっています。
クリスマスのデコレーションに大きな予算が割かれたときには
またテーマが変わってくるのかもしれません。




まだ温かく、落葉もせず、空も青い中ですが、
ちゃんとサンタさんもいます。




クリスマスを盛り上げるのは、通常は広告が張られているこの掲示板。
町のいろんなところにあり、この時期は子ども達が描いた絵が張り出されます。
これ、測ってはいないけど1メートル×2メートルくらいの結構大きいサイズ。
このサイズにばーんと絵を描けるフランスの子ども達の度胸は素晴らしく、
これを町中に張ろうという市役所の計らいも良いですね。
下のメッセージには
「上院議員兼市長・市議会議員・カーニュの学校の子ども達より。
皆さんにとって楽しい年の瀬となりますように。」と。


というわけで、ニース、カンヌ、モナコから車なら1時間以内という
字面的には華やかな立地でありながら、いつも村村しくしているカーニュシュルメール。
このローカルさがなんともかわいく、
ぜひいつまでもこの路線でいってほしいなと、思っています。

メリークリスマス!


2014年12月4日木曜日

並ばない○○人

海外あるあるの一つに「○○人は並ばない」ってのがありますよね。
たいていは、どこかの国の田舎の方に行ってみたら
並ぶ文化が無くて、見事に抜かされまくったとか、
逆にこっちも割り込んでみたとかで、笑い話になるのこの現象。
測ったかのようにビシっと並ぶのが身についている日本人としては
面白さあり、腹が立つのあり、並んだ方が色々効率良いのに、とおせっかいありと、
並ばない文化についてそれぞれ思うところがあることでしょう。

フランスは、というと、基本的には並ぶことが公衆マナーの一つとみなされていて、
小さいころから親にしつけられるケースが多いようです。

パン屋さんやタバコ屋さん等、短い時間ですが並ぶことになるのはよくあるし、
まあ、日本とルールは変わりません。

が、最初にこちらに来て戸惑ったのが「並び方」。
日本では、コンビニでもどういう風に並ぶか、床に線が引いてあったり、
レジごとに並ぶのか、いったん一列に並んで空いたレジに行くのか等
お店の形などからベストなものが指示されていることもあるくらい、
誰が次のお客さんか一目瞭然!
混ざっちゃったりしてもめるのを最小限に抑えられています。

一方のフランスは、小さいお店なんかでは一列に並んでいて
順番もはっきりしているのですが、
少し大きくなってくると、みなさんビシっとは並ばないから、ラインが崩れたり、
並んでるのか商品を見てるのか微妙に分からなくなってきます。

最初の頃はこれでどぎまぎしていたのですが、
なんだかすごいのは、並んでる人たちが
「自分は誰の後ろで、自分の後はこの人」ってのを把握している事!
自分の順番が分からなくなっちゃっても、
たいていは、「次、あなたでしょ」って言われたり、そういう雰囲気が醸し出されたりします。

目からうろこだったのが病院の待合室。
健康保険加入の際に、かかりつけ医師のサインが必要なためそれを取りに行った時の事。
待合室へは患者さんたちが勝手に入れて、受付などはなく、
お医者さんが「次の人ー!」呼びに来たら、自分の番の人が医師についていく、というシステム。
全部でマックス15人くらい待ってたかと思うのですが、
ここでは並んでるわけではなくて、みんな好きな椅子に座っているわけです。
えー?何これー?とまたしてもどぎまぎしていたのですが、
しばらく見ているとどうやらやっぱり、患者さんの間でうまく管理をしている模様。

半分くらいの人は、待合室に入るときに「どうもこんにちは」と皆さんにあいさつし、
「で、最後の人ってどなたですか?」と聞きます。
こうやって自分の直前の人を把握し、じゃああなたの次って覚えとけばいいわけね。
という形です。

残りの半分の人は、自分より後にに入ってくる人の顔を見ておいて、
自分の前にいた人・後にいた人を把握している感じでした。


ほー、すごいねー、ちゃんとできてるのねーと思っていたのですが、
ここで注意しなければな来のは
分かりにくいのにかこつけて、ちゃっかり割り込もうとする人もいる!ということ。
しかも結構な頻度で。

知らんぷりしてなんとな~く後ろから近づいてきて、気づいたら横に、
そして前に!みたいなことに出くわすケースがそこそこあります。
こういうのって、私が外国人だからされているとか言う感じでもなくて、
フランス人同士でも「ちょっと、あなた私の後ろだったでしょ」
なんて突っ込まれている人を見かけます。
見た感じ、本当にうっかりしていたのと、あわよくば割り込もうとしてるのと、半々かなぁ。

日本では割り込まれたときどうしてたっけ?と考えてみたのですが、
あまりそういう経験がなく、イメージが付きません。
私だったら、変な人・・・と思って触らずにほっておくかも。。。
こちらの場合、基本的には突っ込みます。あなた、ここじゃないでしょ、と。
といいますか、そんな突込みをするのも気分が悪いので、
そもそも割り込まれないように「ちゃんと見てるし分かってますよ」オーラを出して並んでいます。

と、そんなオーラを出して並ばなければならないなんて、
フランス生活ってストレスたまりそうー!って感じなのですが、
その「並ぶのにストレスが溜まる」の最大の例が県庁です。

外国人の滞在許可証の発行は県庁で行うため、
在仏の外国人は定期的にここへ出向かなければないのですが、
これがまたとってもストレスフルな場所なのです。
申請の内容もストレスだし、時間もストレスだし、対応もストレスだし・・・と
言いたいことは色々あるのですが、今回は並ぶことがテーマなのでそれに絞りましょう。

場合によっては2時間並んで順番のチケットをもらい、その後2時間待ち・・・
みたいなこともある県庁。
ひとり分でもショートカットしたい、と思う人もいるということでしょう。
どうやっても無理なのに、なんとか割り込もうとする人が一定数います。
そして周りの人に突っ込まれて終わると。
たまに、「いいじゃん、俺は質問だけだからすぐ終わるし」みたいな言い訳で
割り込み続けようとする人もいて、まぁ、ずいぶん肝座ってるなぁと。

今日も所用で県庁の支所なる所に行ってきました。
要件を伝えると「49番」と印刷されたチケットを渡されました。

銀行の窓口みたいな感じで、カウンターに2つ窓口があって、
奥でスタッフが作業しつつ、私たちはカウンター前の椅子に座って順番を待つという形。
ここは、外国人の滞在許可のようなヘビーな案件を扱う場所ではないので、
普段の待ち時間と比べると、さくさく進んでいる印象。
1人にかかる時間は、申請書をもらいに来た、みたいな人なら一瞬だし、
長くても5分くらいという感じ。

まあこれならすぐ順番になるわね、と待っていたところ、
その雰囲気を壊した男性が。
彼は自分が外している間に順番が来てしまって、受け付けてもらえなかったということのよう。
窓口に割り込んでいって「すいません、過ぎちゃったみたいなんですけど」と。
一枚書類が欲しかっただけ、みたいな用件だったため、
係りの人はちょっと渋ったものの、最終的には用紙を渡されて、去って行きました。

この流れに触発されたのか、5分後くらいに40歳くらいのスレンダーマダム。
「すみません、ちょっと質問なんですけど」と割り込んでいく!
係りの人が「いや、皆さん待ってるんで。順番で」と言っても、
マダム 「いや、一つ教えてほしいだけなんです」
係り   「質問しに来てる人も待ってるんだから。
      あなた何番?
      前にいる人全員に割り込んでいいか聞いてOKだったらやってあげる」

周りからは失笑が・・・。
あきらめて席についたマダムが隣の人に愚痴をこぼし始めたところで、

係り   「皆さん、チケットの順番で伺いますからね。
      1人終わるごとに先着順じゃおかしいでしょ。競走じゃないんだから。
      っていうか、こういうのって礼儀の問題でしょう」
するとマダムはまだめげず
      「いや、私、礼儀正しく言いましたよね、済みませんが、って!
       全員並ばなきゃならないのか、ちょっと聞くだけなら対応してもらえるのか
       知りたかったのよ!」
係り   「全員並んでもらってます」
マダム 「ほらね!これが私の質問よ!答えてくれたじゃない!」

と。
もうめちゃくちゃ。

一応おとなしくなったものの、
その後も部屋を行き来している別の係りの人に
「順番だから。待っててくださいね」と個別に声をかけられている有様。
自分の案件を終えて帰ろうという人も、係りの人に
「大変でしょうけど、頑張ってね」と言いつつ、完全に例のマダムへの嫌味。

申請を出す私たちも色々大変だけど、相手にする方も大変そうだわ。
と眺めつつ、静かになってきたと思いきや、またその5分後。

これまた40代くらいの男性。
「すいません、結構待ってるんだけど、まだですか?」と。
えー、またやるのー!?

係りA「あなた、何番?」
男性 「51番」

私が49番だから、同じくらい。そんなに待ってないと思うんだけど・・・

係りA「順番ですから、待っててください」
男性 「あり得ないでしょ、こんなに待たされて。はいはい、51番ですよ。
     そうやって、45番、46番、47番、100番、150番、って切り無いでしょ」

とこれまた謎の言い訳。
いや、あなた51番であって、150番じゃないし。
もうこの辺で笑ってしまいそうに。

係りB「はい、47番の人ー」
・・・現れない47番さん
男性 「来ないなら、僕のやってくださいよ」と立ち上がる
係りB「いや、47が来なければ48番の人ですから。」


私が到着してから退出するまで約30分。
フランスって、結構野性味あふれる国なんですよ。



2014年9月21日日曜日

分かっちゃいるけどできない、っていうとき  語学学習サイトDuolingo

英語でいう「三単現のS」的な、
日本人には想像のつかない法則がフランス語にもあります。

そして、英語でもそうですが、
「三人称単数現在形の動詞にはSが付くんだよ」と言われて、
そうですか、って理解するのと
自分で喋る・書くときにちゃんともれなくSを付けられるようになるのは
別の話なんですよね。

英語に比べて、その細かい法則が多いフランス語は、
超初級のころからその説明を受けているとはいえ、
しっかり身に付けるまでに結構時間がかかるのです。

かくいう私は、ここ半年くらいでやっと、
法則がしっくりきたレベルで、
きちんと使い分けができているかというと、まだまだです。


例えば、日本語でこうなる場合。

私は行った。(男性一人)
私は行った。(女性一人)
私たちは行った。(男性or男女混合 複数人)
私たちは行った。(女性のみ複数人)

まあ、複数人の時は
私→私たち、と
主語がちょっと変わりますが、
動詞「行った」は、何人だろうと、女子だろうと男子だろうと変わりません。

ところが、
同じことをフランス語で言おうとすると。
Je suis allé.(男性一人)
Je suis allée.(女性一人)
Nous sommes allés.(男性or男女混合 複数人)
Nous sommes allées.(女性のみ複数人)

と、主語が変わるのは当然ながら、
「行った」に当たる動詞の一部も、4パターンで全て違うのです。

複雑なのは確か。
とはいえ、説明されること自体は「ふーん」という感じなのです。
ただ、それを自然に駆使できるようになるのが大変です。

効率的な身に付け方をご存知の方には、
ぜひ教えていただきたいと思うところですが、
当面の私の方針としては、慣れるしかない、というところで落ち着いています。

じゃあどうやって慣れるか?というと、
日常生活の中で意識していったり、問題集を解いたり、
で良いのですが、
私が使いこなせるようになるためにはちょっと足りない・・・。
私はちょっとやったくらいじゃぜーんぜん身につかなかったのです。


というわけで、一時期根詰めてやってのが
Duolingo というサイト。

クイズ的に出題される問題を解いていき、
ゲーム感覚で、レベルアップを目指していきます。

問題を解けば解くほど、ポイントがもらえ、時間を計るアイテムとか、
間違えてもOKな回数をちょっと増やせるアイテムとかをゲットできます。


私の場合はとにかく、無意識に言葉が出てくるまで
ひたすらやり続ける必要があったので、
カンタンなフレーズでエンドレスに問題をやり続けられるこのサイトが割と合っていたみたい。
初心者の方はもちろんのこと、
「頭では分かってるのに手や口が追いついてこない」という課題を抱える
中級者の皆さんにはきっと役に立つのではないかと思います。

今の所、日仏の組み合わせがないので、
英仏の組み合わせでやる必要があるのが難点ですが、
英語との違いも良く見えて面白いです。

ぜひお試しあれ~!

2014年8月18日月曜日

第35回 四角いボール世界選手権大会 Championnat du monde de boules carrées

オ・ド・カーニュ

8月16日、17日の週末は、カーニュの旧市街、オ・ド・カーニュで
「四角いボール(ブル・カレ)」という球技の世界大会が行われました。

今年で35回を迎えるこの大会との出会いは偶然。
たまたま、2週間ほど前、この旧市街の中にあるお城で夏祭りがあるということで、
夕食後、2人で出かけた時の事でした。
自宅から徒歩で2,30分。
ただ歩くだけでも結構ありますが、旧市街に入ると急な坂道。
頂上まであと少し、というところで力尽き、
たまたま目に入ったバーで一杯。

このバー、ワインが1杯1ユーロ。
良かったらもう一杯、おごるよ、とお店のおじさんがついでくれて・・・
と超フランク。
何かと思ったら「circle des amis=仲間のサークル」という、
村のおじさんたちがお友達間でやっている団体のバーだったのです。
お友達間で、とはいえ、会員は年会費を払って、イベントなどを通年で行っている模様で、
そのほか、団体の存在を知りつつも、単純にバーにのみに来ているだけの人、
何も知らずふらっと寄った観光客、と色々いました。

さてそんなわけでのども潤ったし、行こうか、というときに見つけたチラシ。
聞けば、近々開かれるブル・カレ(=四角いボール)の国際大会ということで。
申込みすれば誰でも出られるから、遊びにおいで、と誘われて
早速申し込んでみたのでした。
(というわけで、世界選手権大会と銘打っていますが、
誰でも参加できます。参加料がかかります)


そして当日、予定通り9時に行ってみると、
普段は静かな通りに、すでに人が集まっています。



飾り付けも万端です。




ゲームは3人一組での対戦。
対戦チームとコートの番号がアナウンスされて、試合開始です。




基本的なルールは、フランスのゆるいスポーツ、「ペタンク」と同様。
ただし、使用するすべての球が四角いのです。


小さい球を的に、大きい球を各チーム投げて行って
どれだけ近づけられるかを競います。

このゲームが発明されたのが35年前。
例のお仲間サークルにて、村を盛り上げるイベントが出来ないか会議中、
この坂道を使って四角いボールで遊んでみたらいいんじゃないか!と
思いついたメンバーがいたそうな。

早速大会が実施されることに。
主催者自身も半信半疑。
一部からは「どうせ出来て3年目までだろう」と言われていたようですが
今年で35回を迎え、回を重ねるごとに参加者数が増えているそうです。

「世界選手権大会」を名乗っているのは、他に同様のスポーツが存在しなかったから。
今ではフランス大会とヨーロッパ大会が別の都市で行われているらしいです。



そもそもボールが四角くて、コントロールがほぼ不可能なのに加え、
坂道で、道路も平らなわけではないので、
熟練者だからといって勝てるとは限らず、
逆に素人の私たちが2回連続で勝ち、午後の部へ進めることに。

土曜日の予選に加えて、
ベスト16からの試合は日曜日に行われます。


多くの人は、おかしな遊びを楽しみに来ているので
のんびりした良い雰囲気なのですが、
中には勝ちに来ている真剣な人たちも。


審判は自分たちでやるので、
どっちが近いかハッキリしない時はメジャーで測ります。
時にはピリピリしたムードになることも。


結局土曜日の午後の部、1回戦で負けてしまったため
私たちのチームはここでおしまい。
日曜日にお遊びだけのゲームも行われたので、引き続きそちらに参加してきました。


午前中いっぱい遊んで、疲れたので一度帰り、
夕方の決勝戦を見に再び来てみたところ



あふれる人々。
そして決勝に残った2チームはこちらの↓人たち。


ゲーム参加に誘われたときも、ゲーム当日も
「決まりなんてない、すべては運次第」と言われてきましたが、
蓋を開けてみたら決勝に残ったのは
ペタンクで鍛えてきた熟練さんたち。
超熱い試合が繰り広げられました。

新聞によると、片方のチームは2013年のチャンピオン。
対する方も「決勝進出は今回が初めて」とのことなので、
これまでに大会自体には出てきた人たちなのでしょう。





最終的には、挑戦者チームが勝ち、2014年の試合が終わりました。

お仲間サークルから、アペリティフがふるまわれて、解散。


地元紙でも大きく扱っていて、
日曜の朝刊では表紙・裏表紙を含む3ページ、
月曜にも1ページが割かれ、盛り上がりました。

新聞のデータによると・・・
●作成された四角いボールの数1218個
 (セバスチャンが3日間かけて作成)

●6カ国から参加
 フランス、イギリス、イタリア、デンマーク、スウェーデン、そして日本(私!)

●330名の競技者
 見学者は3000名ほどになるそうです。

ちなみに最年少参加者はトム君4歳半だそう。


新聞サイトの動画はこちら
ちょっと雰囲気が伝わるかもしれません。

2014年6月27日金曜日

野鳥詳しい人ー!

こんにちは。
コートダジュールは観光シーズン到来です。
体調崩すほど暑かったり、
かと思えば急に涼しくなったり、と
不安定なこの1か月ですが、
日に日に人が増えている感じです。


ところで、タイトルの件。
鳥についてです。

2月~4月にかけて、鳴き声がめちゃくちゃカワイイ鳥が
この辺にいっぱいいて、ずいぶん楽しませてもらいましたが
今は彼らは姿を消し、代わりに1か月ほど前から
ツバメが最盛期。
朝と夕方、ピーピーしていて
飛ぶ姿もかっこよく、賑わせてくれています。

そんな中で何て鳥か分からないけどよく見かけるのがこちら。


何ですかこの鳥??
スズメを一回り小さくしたサイズで
ピヨピヨピヨピヨって鳴きます。
写真だと斜め後ろからで丸っこく見えますが、
実際は真横から見ると、雀の半分くらいの厚み(?)です。
ちなみにカップルで来ていました。

よく見かける、っといっても
見かけるのはウチのベランダでで、
他では見たことがありません。

彼ら、2月の終わりころから
ベランダのユッカのところによく来ていて、
何してるかとおもったら、
草とか紐とかをせっせと運んでいるんですね。

巣づくりじゃん!
初めて見たわ!

と思っていたのもつかの間、
ユッカ(よく観葉植物であるヤシの木みたいなやつ)の葉は
ツルツル滑って、せっかく持ってきた素材?がうまくからまず
一向に進まない建設・・・。

そしていつの間にか姿を見なくなって、
あきらめたのね、そりゃそうよね、ここじゃちょっとね。
と思っていたら
5月半ば!
ユッカの中に丸い草の塊が・・・!!


気づかない間に巣が出来ていました。
この後もせっせと鳥の羽やら草やらを運ぶトリくん。

直径12センチくらいの丸い塊が中心にあって、
その周辺がほわほわと草でおおわれています。
写真にうまく取れなかったのですが、
この中心の丸いかたまり、ホントに真ん丸で
しっかりできています。

ここ1週間ほどは、巣作りが完成したものと思われ、
何かを運んでくる様子はないのですが、
1時間おきくらいに出たり入ったり。
しかも、出入りしている子とは別に
中に常にもう一羽いる模様。

うるさすぎたり、下に糞を落としたりされたら困るなぁ
と思っていたのですが、
全然問題なく、
日々楽しませてもらっているので
このまま放置することにしました。
さて何が起こるか。

というわけで、鳥に詳しい方、もし知っていたら
何ていう鳥なのかぜひ教えてください。
会社同期のS嬢、お母さんが野鳥愛好家だったっけ?
期待しています☆


2014年3月15日土曜日

6学期目の語学学校

こんにちは

ふと気づけば語学学校が6学期目(3年)に突入。
一番下から一番上のクラスまで全部やりました\(^o^)/
たまに、まだやってるの?みたいな顔されることがありますが
しつこくまだ学校に行っています(笑)

今のクラスでは、週に6時間、大学の学部の授業を取ることになっていて
いくつかのクラスをのぞいた結果

外国語学科の「経営」
歴史・地理学科の「フランスの地理」と「グローバリゼーションの中での地理」

の3つを選択。
20歳前後の若い子たちと授業に出ています。
最初の頃は「何この外国人」的な雰囲気で見られていたような気もしますが
時間がたつにつれあちらもこちらも慣れてきて
ちょっとずつ交流するようになってきました。

日本での大学の授業と特に違うなと感じるのが
ノートの取り方。

フランスの大学の授業、
先生が話したことを一字一句書き留めるのが
どうやら「正しい授業の受け方」な模様。
もちろん本当に一字一句なのではなくて、
エッセンスを書き留めてるのだとは思いますが、
「メモ」「キーワード」のレベルじゃなくて、
ほとんど先生の言葉をそのまま書き写している感じ。
だから授業中は「聞いて理解する」というより
授業内容を自分のノートに写す時間。という印象。

日本でもこうだっけ?私が違っただけかも?
社会人を一度やってる身としては、

全員に何から何まで全部ノートを取らせるより
大まかな情報は事前に印刷でもして配って、
授業は理解を深める時間。
必要に応じてメモを追加。

ってすればいいのにと思うのですが。
(日本の大学ではそうだったと思う)
どうやら少なくともヨーロッパ全般は
ひたすらノートに書き写すスタイルが割と普通なようで
スペイン人の女の子に聞いたら
彼女がスペインで大学生だった時もひたすらノートを取っていたそう。
いわく、「そうでもしないと学生が話聞かないからだと思う」とのこと。

というわけで、毎週3回、
右手がしびれてくる授業を取っているわけです。

ちなみに、今どきの大学生は(おそらく日本もそう?)
ノートパソコンで授業のノートを取ります。
全員では無いのですが、9割方。
私が学生だったときはまだそこまで普及してなくて
「一部の情報に力を入れている大学ではそうしている」ってレベルでしたが
まああれから10年だもんね!

それにしても、先生が表やら図やらを使って説明することもよくあるので
「手書きの方が早いんじゃないの?」とか思っていたけど、
PCでやってる子たちの様子をのぞくと
ぱぱっと何でもワードで何でも作っていて、見事なものです。
「そうはいっても手書きの方が」なんて思った私は
気づけばもう古い考え方なんですかね。ププ


地理の授業


あとは、全くの偏見かもしれませんが、
外国語学科の学生はなんか華やか。
華やかというか、とがっているというか、若者感があふれ出ているというか。
私たち、インターナショナルだしぃ。っていう雰囲気。
一方の歴史・地理学科の子たちはなんか素朴というか素直な感じ(笑)
「リムーザン(地域の名前)ってどこ?」とか教えてもらい、助かっています。


そんなこんなで語学学校は今回でラストの予定。
あっという間に3月で、2か月後にはテスト、そして終了なので
最後まで楽しくいきたいと思います♪