2016年12月20日火曜日

職場でUrssafの抜き打ち検査を受けるの巻

この秋、衛生管理の抜き打ち検査を受けた我が職場ですが、
先週はUrssaf(ウルサフ)こと、社会保険料徴収を担当する役所の抜き打ち検査を受けました。

今年はなんかのってますね~。
Urssafの方は内部告発とかじゃなくて、普通にランダムな検査の対象に上がっただけかなって印象です。
私の職場は労働関係の申告はちゃんとしてる方なので。

そして、やっぱり目を付けられたのは私。

またかいなと思いつつ、聞かれるがままに住所氏名、勤務開始日、勤務時間、賃金等を回答。
ちょうど私が休憩に入ったところで、サンドイッチを手にしていたので、
尋問(笑)後、「ボナペチー」と言って解放してくれました。

その後、Urssafの人が店長&パトロン(経営者)とやり取り。

パトロンが「ウチは申告系はしっかりやってますよ。先月衛生管理のチェックが入ったところですし」
って言ったら、Urssafの人がなんか苦笑い。

それくらい衛生管理チェックって、やられると災難な出来事なのかも?

Urssafの人たちはにこやかに立ち去っていきました。

冬休み

今年は先週末にて仕事納め。
2週間のバカンスに突入です。

クリスマスツリーを飾り付け、弾丸プレゼントショッピング。
あとは掃除をして日本からのファミリー来仏に備えます。


これまではピンク・シルバー系の飾りでしたが、今年は私がどうしても変えたくて、赤・ゴールド系に。

大満足☆☆☆


お肉屋さんもすっかりノエル仕様です。




フランスに来て初めてファミリーで過ごすノエル。

これまでは、私たちはコートダジュール、義ファミリーはブルターニュorパリという環境。
子供がいない夫はクリスマス時期にバカンスを取ることが難しく(家族がある人が優先になってしまうそう)、いつも別々だったのです。

今年になって義両親がコートダジュールに引っ越してきた&私の家族も来るということで、夫が超張り切ってます。

そんなわけで、今年のクリスマスツリーは私の身長を超える大型のモノ。
来年はこの半分でいいわ・・・



2016年12月18日日曜日

カーニュのクリスマス市場 2016

毎年微妙にしょぼいカーニュのクリスマス市場。
今年も街の中でポスターをちらほら見かけるようになったころから、
まぁ毎年感じる「一応形だけ」なのをまたやるんだろうな、と思ってました。
そして、その形だけな、小規模で閑散としたのもなんか好きではあったんですが。

今年はすごいです。
何を思ったか絶叫マシーンを設置。




夜になるとギラギラ光るもんだから、
街の中をバスで通ったとき、上海っぽい!
とか思ったのでした。



くまさんと写真が撮れるスタンドやら




なんでこれにしたのか、コンセプトが想像つかない北極コーナー


その他、羊小屋(ヒツジは作り物)など。
クリスマス当日は本物の羊置いたりするのかな?

モミの木の数も前年と比べると3倍くらいに増えてる感触。



今年は予算が余ったのか??
去年の、土曜の午後にもかかわらずがらんとしていたクリスマス市場が嘘みたいです。



2016年12月14日水曜日

顔面マッサージ(エステっていうの?)

思えばこの夏、めっちゃくちゃ疲れていた私。
「夏だしこんなもんか」って思ってたけど、今思い返すと割とつらかったわ~。

出勤のバスの中でも、普段は考え事したりネットしたりしてるけど、
あの頃は目覚ましかけて寝てたもんね。

そんな状況を見かねて夫がプレゼントしてくれたのがコチラ

近くのサロンのギフトカードです♪♪


フェイシャルマッサージ1時間
背中マッサージ

背中マッサージが何時間か書いてないですけど。
個人的には全部背中マッサージでもいいくらいです。

というわけで、ちょっと時間がたっちゃいましたが行ってきました。

久しぶりにこんな若い人とゆっくり過ごしたわい。って思っちゃうくらいの若いエステティシャンがアロマを焚いてくれ、ヒーリング音楽をかけてくれ、たっぷり1時間。

はぁ~気持ちよかった~
(半分は寝てた気がするけど)

お肌はプルプルになった・・・気はするけど、本当に私の肌がぷるぷるになったというよりは、色々塗ってくれたクリームのおかげという方が正しい感じで、あの日の効果は特に長続きしませんでした。ま、いいや!
背中マッサージは来年に持ち越し。

夫に感謝~!

2016年11月25日金曜日

資源を大切に

ネットで注文していた、クリスマスツリー用の飾りが届きました。


横に置いたのは私の通勤用バッグ。
サイズ比較のために。
A4書類がすっぽり入る大きさです。

なんか、もっと小さい箱なかったんですかね。

2016年11月20日日曜日

ご近所さんからのもらい物

そういえば!
ボジョレーヌーボーを思いっきりスルーした今年。

ポスターは見たんですけどね。
毎年、「一応伝統だから」と、一本は買ってるんですけどね。

自分の生活と結びついておらず、スーパーの陳列でも見た覚えがない・・・。

お味はどうだったんでしょうか?


先日、駐車場ですれ違ったお向かいさん夫婦。
挨拶して、どうでもいい話をして・・・

と思ったら奥さん、持っていた本をおもむろに差出し、

「そうそう、これあげる!」

と。


「Dictionnaire de la Provence et de la Cote d'azur」
プロヴァンス・コートダジュール辞典


結構分厚い本気の辞典で、
重要人物から町・村、スポットなどが解説されています。


夫は最初遠慮していたのですが
「いいのよ、持ってて。
いらなかったら誰かにあげちゃって良いから!」

とのこと。
雑だわ!

私は地域の事を知るいい機会になるかな~と喜んで頂くことに。
あげちゃっても良いって言っていたけど、多分ずっと我が家に置いておくと思います。


っていうかこのマダム、誰かに
「あげる!いらなかったあげちゃってもいいし!」って
ほぼ強引に持たされたんじゃなかろうか?
と推測。

そして、「要らないから誰かにあげちゃう」パターンだったのではなかろうか。


旅する本ですね。

2016年11月11日金曜日

続・我が職場、contrôles d'hygiène(衛生管理)の抜き打ち検査を受けるの巻

前回の記事で書いた、私の働くカフェが衛生管理の抜き打ち検査を受けたという話。
検査から丸1週間がたったこの金曜日に郵送で、検査結果と指摘事項が届きました。

結果的に罰金等のペナルティは無し。
設備などに関していくつか指摘事項があって、
それを近いうちに改善していく形になります。

11月28日に再検査があってその時までに完璧にしておくべし、という形です。


とりあえず大きなペナルティが無かった=カフェ運営に関してほぼ適切な状態だった
ということで、私個人としても一安心。


ちなみに、告発をしたのはパン製造部門で働くミッシェル。
検査があった週末をはさんで、月曜早々からパトロンと面談があったようですが、
私はその辺は聞いていないので、不明。

もしかしたら抜き差しならない彼なりの事情があったのかもしれませんし、
一方で、パトロン側は快くは思っていないだろうけど、これを理由に解雇とか不当な扱いはできないはずなので、外側から除く分には日常が戻ってきた感じです。

ま、夫は「自分だったら絶対ミッシェルの立場になりたくないなぁ~」って言ってましたが。
そりゃそうだ。
同時に「この件を理由に解雇されることはありえないけど、性格の悪いパトロンだったら
細かいミスとか遅刻とかを記録して、(検査とは関係ない)従業員の過失を原因に解雇しようとすることもあるだろうから、ミッシェル、超気を付けた方がいいよね」
と言っていました。


新しく来たゴミ箱が使いにくくてスタッフがイライラしてたり、
新しく設置される予定の手洗い場が邪魔だったりしてますが、
今となっては抜き打ち検査も笑いのネタになっており、馴染んできています。

設備を整えるのに費用を使っちゃったから、しばらく新しくものを買い替えるのが難しくなりそうで、それだけが不満です。


2016年11月7日月曜日

我が職場、contrôles d'hygiène(衛生管理)の抜き打ち検査を受けるの巻

11月は祝日が2日あり、週末と祝日と、そこに挟まれた平日もついでに休んじゃえ!なんてして連休が多くいい感じで仕事をしています。

と思った矢先の金曜日・・・!

仕事に手を付け始めた朝8時ちょっと前。

用があって地下(冷蔵室とかパンの工房がある)に行っていた同僚がダッシュで私たちのいた地上階に戻ってきました。

「シェフ!衛生管理の人が来てる!!」


フランスで「contrôles d'hygiène」と呼ばれているこの衛生・労働環境関係の抜き打ちチェック。
食料品の保存が適切にできているか、掃除は行き届いているか、従業員管理が適切にされているかをチェックされ、出来ていない事柄に対して指導が入ったり、場合によっては罰金、最悪のケースだと営業停止に追い込まれたりすることも。

コントロールの人たちは2人。走る緊張感。

Bonjourの挨拶もなく、「いや、チェックするだけですからお構いなく」と黙って点検を開始。

地下のパン工房チェックを終えた後、私たちのいる地上階に上がってきて、まず目を付けられたのは・・・

私!!

私かよ!(笑)

見るからに外国人、ってことで、入社日、生年月日、出身地、業務内容、勤務時間、休憩時間、雇用形態等を聞かれ、滞在許可証をチェックされました。

一方、隣にいたフランス人同僚はスルー。

ま、フランスのレストランで申告ナシで働いているのは圧倒的に外国人と言われているのでしょうがないのかもしれませんが、思いっきり「外国人だから」と目を付けられる経験は普段あんまりないので、なんか微妙な気持ちになりました。

その後衛生検査ということで、冷蔵庫の中を開けて食品の衛生チェック、ごみ箱の管理方法やら水道の蛇口の形、洗剤の種類などチェックしていきました。

私たちの働くキッチンで指摘されたのは以下
・ゴミ箱に蓋がついていない→足で蓋を開閉できるタイプのものに変えるべし
・水道の蛇口の形がNG→手で上下して水を出す・止めるタイプはダメで、足で操作するタイプに変えるべし
・保存している食品に日付を付けていないものがある→明らかに長期保存できるもの、いつ調理したか・カットしたか分かっているものでも必ず日付を付けるべし

確かにね・・・これは対応するべき事柄でしょう。

というわけで、改める必要はあるのですが、全体としては割とライトな指摘だったよう。

今はレポートが出されるのを待っている段階で、その後指摘された事項に対して対処していく形になりそうです。

ところで、この衛生抜き打ち検査、TVなんかで「ずさんな衛生管理をするレストランスキャンダル」的な感じで見かけることがあります。
観光シーズン前などは、海沿いエリアのレストランをランダムにチェックして、観光客受け入れ態勢を整える!なんて新聞で見かけたりも。

と、本当にランダムで実施されるケースもあるんでしょうが、多くは「内部告発」がもとになっているそう。
会社に不満のある従業員か、退職していった従業員か、衛生環境をみかねたお客さんか・・・事情は色々でしょうが、誰かからの告発を受けて衛生管理当局が動く、という形です。

チェックが始まってすぐ、私の同僚が耳打ちしてきました。「これって絶対内部告発だと思う。っていうか私、誰が告発したか大体分かってる」。

私は割と揉め事に首を突っ込まないので、快適に仕事をしてるんですが、周りを見ていると同僚同士とかパトロンといざこざを起こしている人もいるので、まぁそんなもんなのかなと思っていました。

ーーー

さて、今回の検査で身分チェックを細かくされたのは私ともう一人アフリカ系の男の子。
二人とも滞在許可証を持ってるし、会社の方もちゃんと申告していたので問題ありませんでした。

なんですが、ふと思いを馳せたのは昔働いたレストランで、ノワール(不法就労)扱いされていたと思われる件。
私の方はワーホリビザがあったので、就業OKでしたが、レストランの方は県庁に申告を出していなかったんではないかと思います。
というわけで、同じような立場で現在働いている人も中にはいるのでは?と思ったんです。

うまくやってくださいねと言うわけではないんですが、こういう形で不法就労が発覚するケースもあり得るので、申告せずに働くのってかなり怖いことだなと身を持って体験しました。
5年以上前の一件はスルーしちゃったけど、こちらで家庭をもって永住予定の今となっては足を踏み入れたくない領域です。
(自分自身が労働許可を持っている場合は、申告をしていない雇い主側のみの責任になるようですが)

フランス人の感覚では、「不法就労が発覚した際の罰金が巨額なため、普通の経営者はこのリスクを取らない」とのことで、不法就労を強要するレストランはたとえ雇ってくれるとしてもあんまりオススメではなさそうです。

ーーー

そして、この1件で私がかなり危機感を感じたのは・・・
内部申告からの抜き打ちチェックが多いというこの検査。私のお店の場合も例外ではありませんでした。
問題は、店長のコミュニケーション能力がめちゃくちゃ高いが故、チェック担当者から誰が告発したかを聞き出すことに成功したこと。

いや、会社としては何としてでも知りたかっただろうし、聞き出すことに成功した店長はすごいと思うけど、

言っちゃダメでしょ。

密告というと言葉が悪いけど、チェックされる項目は「満たして当然」なものなわけだから、普通に管理している会社であればチェックされて困ることは無いはず。
それをチェックされて困るというなら、管理体制が整っていない会社の問題。

だから、時々抜き打ちチェックをするのって、悪いことじゃないと思うんです。

日本によくある「コンプライアンス窓口」じゃないけど、内部でうまくやれないことを外部に告発することで改善されるなら良いシステムだと思うんです。

だから、告発者の名前は絶対守られるべきだろうと。
っていうか、私がここで力説する前に、それがこのシステムの核なわけでしょう。

というわけで、どんな事情があろうと、密告者の名前を漏らしてしまったというフランスのcontrôles d'hygiène、一気に信頼性が薄らいでしまいました。

余談ですが、「誰が告発したか想像つく」と言っていた同僚のアテは実はハズレで、割と予想外の人からの告発でした。



割とバタバタな小さな村の出来事でした~!


2016年8月26日金曜日

日本はフランスじゃないし、フランスは日本じゃないって感じた出来事

先日、職場での出来事。

職場で一番よくしてくれているのがイタリア出身の(ほぼ)おばあちゃんスタッフ。
おしゃべり好きでうっかり者な彼女は「良い人」っておでこに書いてある感じで、
私たちスタッフもお客さんたちも彼女とおしゃべりするとなんともほっこりするのです。

そんな彼女は販売とカフェのサーブを担当。
というわけで、イタリアンマンマ、ちょっとお客さんの波が引いたのを狙って、
テーブルに置いてあるカップを下げに。
室内のテーブルを綺麗にして、次はテラス席へ・・・

そして戻ってきた彼女

「シェフ!シェフ!こんなのあった!!」

イタリア訛りのフランス語で叫んでいます。


小柄な彼女が両手に抱えていた物体・・・・

何だと思います?


カラシニコフ(推定本物)
※この手の大きい拳銃だったってだけで、「カラシニコフ」そのものだったのかどうかは私は分からないのですが。

https://ja.wikipedia.org/wiki/AK-47

なにマンマ、過激派になっちゃったわけ!?


蓋を開けてみれば、見回り中のジョンダームリ(国家憲兵)だか警察だかが休憩に来た時に忘れていったものらしく、店長が急いで電話をかけて忘れ物は無事持ち主の所へ戻り、事なきを(?)得ました。
忘れた人は厳しく叱られたんだろうな・・・・


にしてもさ、カラシニコフ忘れちゃダメだよね。


しかも、小さい村の善良なカフェだったから良かったものの、悪用の可能性もあるし、ましてやテラス席でスタッフの目の届かない場所だったわけだから、誰かが持って行ってしまったらどうするのさ!?とか?
もう軽くパニックですよね。

最近は物騒な出来事も多くて、この手の拳銃を構えたジョンダームリやら軍隊の人やらが普通に街をうろうろしているフランスの現状。
これはやっぱり、いろんな事件があるとはいっても日本とは違うな、といつも思います。


それにしても、良い人の代表のようなイタリアンマンマとカラシニコフがどうしてもつながらなくて、爆笑をこらえることができませんでした。
はー、でもこの場面に遭遇するのは一回でいいわ。

2016年8月14日日曜日

村上春樹を想った地元のビーチ

魚の雨が降ったのは「海辺のカフカ」でしたっけ?
村上春樹の本は結構読んだ気がしますが、面白くて一気に最後まで読んでしまう反面、完全にはその世界には入り込めず、本心からの感想がなかなか出ないのがいつものことでした。

そんなわけで、魚の雨の話が出た時も、
「まぁ~た、突飛な。」
って思っちゃってたんですが、

見たんですよ!魚の雨!昨日!!!


土曜の夕方ということで、夫とビーチに。

陸から10メートル弱の所をちゃぷちゃぷしていたら、
「魚がいる!」と夫が。

とその瞬間、私たちの周囲3メートルくらいの範囲で
大粒の雨が降ったときみたいに水が跳ねていました。
そしてよく見るとそれは小魚のジャンプ。

3~5センチくらいの、銀色のキラキラした魚でした。
(おそらくイワシ)

魚のジャンプの真ん中に浮かぶのって、不思議な感じ・・・。
土砂降りの時のようにわんさか跳ねた数分後、魚の群れは別の方向にゆっくり移動していきました。


その後陸に上がってしばらく海を見てたんですが、
群れは遠くには行かず、陸のあたりを右に左にと移動していた感じ。
きっとその下には小魚を追いかけまわす大きい魚がいるんだろうな~。


超観光地ビーチなこのあたりでも、
ちょっと沖の方に出かけるとカジキマグロが顔を出すとか
イルカに遭遇するって話を聞きます。
今回のイワシはそんな特別な存在ではないのでしょうが、
やっぱり海って自然の一部なんだな~と感じた出来事でした。


ところで私たち、イワシとかサバのバーベキューをよくやるんですが、
大きいのより小さめの魚ほどおいしい!
今回見たイワシはちょっと小さすぎるけど、あと3センチ成長してたら本気で網を仕掛けたかったくらい。
採れたてイワシ、おいしいだろうな~。

2016年8月8日月曜日

リコラの谷を探す夏

ところで皆さん、登山するならどんなタイプの場所が好きですか?


※他人の登山事情なんて興味ない人が大半なんじゃないかってのはうすうす分かってるんですが、こういう超個人的なことを飽きもせず綴り続けるのがブログなんだと思うの。
というわけで、行きます。


1、月面系
2、山岳系
3、リコラ系


リコラってのは、ヨーロッパのキャンディーコーナーではお馴染み、
スイス発のハーブキャンディーの事。

http://www.ricola.com/fr-ch/Produits/Bonbons-aux-plantes/L-original#sachet-de-200g


1、月面系
こちらは、ラ・メイジュという山の氷河




「人が生きられる環境じゃない」ということで、夫は不安になるらしく、
一度目にすることができて良かったけど、私たち向きじゃないね、って話になりました。


2、山岳系

ラメイジュの中腹。





絶景!
美しいです。

ヒーヒー言って登った後の景色は、苦労しただけに見ごたえがあります。
ただね、ちょっと登るだけで息切れ。。。
私そこそこ体力あると思ってたんだけど?

が、思えばここは高山。酸素が少ないんでした。

こういう場所は地元で何回か登山して山に慣れた頃にまた来ようということになりました。


3、リコラ系

主にNevache(ネヴァッシュ)という、クラレ川に沿った谷の景色です。





冒頭で紹介したような、リコラのハーブを育てられそうな(完全に想像)景色。

ふわふわの草がいっぱい生えた土地とそこかしこに流れる小川。
山に囲まれた静かな谷。

これよこれ!
大自然ながらほんのり優しい雰囲気の、リコラ系!

この景色が私たちにはぴったりでした。

そして、平らなハイキングコースが多め(ポイント)。



というわけで、今年のバカンスはオートザルプ(Hautes Alpes)の山を満喫。
2000~3000メートルという、割と標高の高い所に行ったので、
人っ子一人いない所で仙人系バカンスを過ごすことになるかとの予想に反し、
宿泊した村のあたりは高級スキーリゾートになっていて
夏の間は避暑のバカンス客がわんさかしていました。

その大量のバカンス客が各登山コースの入り口に一斉に到着・・・
と思いきいや、それぞれ山の中に吸い込まれて行って姿が見えなくなり、
自分たちがハイキングしている間はほとんど人に会わず、静けさに包まれてたりするものだから、
フランスの山って広いな~と思ったのでした。

2016年7月31日日曜日

マニュちゃん騒動

とある週末。
夫の高校の同級生がファミリーでバーベキューをしに遊びに来てくれました。

みんなで食べて、飲んで、楽しくランチをした後、
レジデンスのプールに行こう!ということに。

普段はお酒を飲んでるときとか、日差しが強い時間帯は私はプールにはいかないんですが、
その辺がお友達マジック。
しかも今回は2か月半の乳児付きです。
(日本だったら絶対やらなそうだよね。)


と、テンションが上がる中聞こえたのが

「えーーうっそーーー!久しぶりぃ~~!」

と叫ぶ、アン(夫の友達の奥さん)。

え、誰!?
と思いつつ、紹介されたので、とりあえずビズ(ほっぺにチュー)。
聞けば、みんなの高校の同級生なのだとか。

Petite Manuこと、マニュちゃんです。

偶然の再会にマニュちゃんを囲んで大盛り上がり。
背中にある手のひらサイズのだっさいゾウのタトゥーが気になるけど、
私の名前もすぐ憶えてくれて、感じのいい人です。

現在はパリ郊外で小学校の先生をしており、
たまたまご両親が私たちと同じレジデンス内に住んでいるとのことで、
毎年夏のバカンスを過ごしに2週間ほど滞在しているとのこと。

これまですれ違ったこともなかったんだけど、
よりによって同級生たちが遊びに来ている日に再会!
世の中って狭いね~と話してワイワイ過ごしました。



ところでこのマニュちゃん。
そしてマニュちゃんがいると分かった瞬間なんだか沸き立つ男ども。

高校では、夫と3人の男子の4人組で仲良しだったらしいのですが、
そのうち夫以外の3人男子と一時期付き合っていた子なのだとか。

付き合っていたといっても、男であれば誰でもホイホイついて行っちゃうタイプの子だったそうで、
空気の読めないウチの夫は
「なんか間違った生き方する子だなって思ってたんだけど。」と突っ込みを入れてしまうほど。

プールの後はマニュちゃんとその息子ちゃんを招いてバーベキューの続きをしたのですが、
夕食後、友人のトマ(シングルパパ)に、
「じゃ、明後日ね!」って言って去っていきました・・・


ノリの軽い女子だったそうですが、
高校卒業後はあまり幸せな人生を送ってこなかったと思われ、
一度はアル中になったほど(本人談)。
2年前にアル中を克服し、現在はシングルマザーとして仕事をしながら頑張っている人だそう。

禁酒を始めてから毎朝1時間ランニングしている、
学校の先生として楽しくやってる、っていうのを聞いて、
まぁ色々あっただろうけど、フランス女子らしく(?)たくましく生きてきた人なのかな~と思いました。



ところでウチのレジデンス、敷地内にアパルトマンがいくつもあるので、
同じレジデンス内とはいえどっか別の建物だろう、ってみんな思っていたのですが、
よくよく聞くと、私たちと同じ棟の1階なのだとか。(私たちは3階)

えーそんなに近かったのー!
と驚きもそこそこに、また別のネタに発展するのですが、
続きはまた書きたいと思います。

2016年7月15日金曜日

ちょっとゆるかった地元のお祭り

7月2日、3日と、もう10日くらい前のことなのですが、地元の漁師さんのお祭りに行ってきました。

fête de la saint Pierre
サン・ピエールという海の神様のお祭り。


毎年恒例のお祭りで、
これが開催されると、夏だな~って気分になります。
土曜日の夜、せっかくなので海沿いのレストランを予約しました。



夕方は時間があったので、ビーチに泳ぎに。


お祭りで使われる船がデコレーション付きでスタンバイ。

使われる・・・っていっても、盛大に燃やされるだけなんですけどね。

お祭り中のアナウンスによると、
地元の漁師さんの間で1年間お金を積み立てておいて、
1年に一度、サンピエール祭の時に、街で一番ガタがきている船を買い替えていたそう。
その昔は船を買うお金を用意するのも一苦労だったそうで、
そんなときのための相互補助のしくみだったわけですね。

んー、いい話。

で、このサンピエール祭では、教会でミサが行われるのですが、
ミサの後、教会前でその破棄される船を神様の前で燃やし、
1年の安全と大漁を願ったそう。

その名残で今回燃やされた船がこちらなわけです。



ガン燃えしてます。


夜のまだ明るいころから、地元のダンサー?の民族衣装でのパレード、
そしてミサ、
船を燃やしたところで盛り上がって、
最後に巨大なお魚のパレードでした。


魚のパレードって(笑)



なんていうか、カワザンネンな感じ?
相変わらず村々しさが抜けず、
だからこそなんだかウチの市がとても好きです。


このお魚のパレード、ちゃんとイベントポスターでも再現されていて、
その辺の細かさがまた好き。



20時前からナレーターさんがアナウンスなどを初めてお祭り気分を出そうとしているのを感じたものの、
実際22時くらいに船が燃やされるまで一般の人が参加できる・見れるイベントのようなものは何もなく、
ぐだぐだ感が否めないお祭りでした(笑)

っていうか、パレードだって、去年よりずいぶんランクダウンされていたような!?
花火はびっくりするほどしょぼかったです。
レストランの人によると、今年は予算が下げられてるように感じる、とのこと。
納得・・・

翌日日曜日はシュノーケリングや水上スキーの子供向け入門講座や
Sardinade(サルディナード)という焼きイワシ食べ放題祭り(19ユーロ)が
開催されたようです。
サルディナード、去年は17ユーロだったような!?
この辺にも財政難の影が!?


とまあ、ぐだぐだだったけど、この小さい地元のお祭りがこれからもずっと続きますように。

四連休💓

今日は7月14日という事で、祝日。
1789年のフランス革命を記念した日です。

木曜日の祝日、金曜もせっかくだから休み、そして土日、ということで私は四連休になりました。
やっほーい!
昨日は地元で花火があり、テラスから眺めてました。
日本のと比べるとびっくりするほど小規模だけど、やっぱり夏の風物詩。

今日は夫は早起きしてサイクリング。
彼は最近良いチャリを買ってハマってます。
(痩せてくれますように...!)
その間私は二度寝する贅沢を堪能。
帰ってきてから二人でプールに泳ぎに行こうとするも、天気がイマイチなため却下して、代わりに大掃除。
納戸?とか棚など、普段触らないところをスッキリさせて大満足でした。
今日ほーんと久しぶりに涼しいので、掃除にぴったりだわ。
洗いたいものが大量に発掘されたので、休み中はひたすら洗濯機を回し、乾かし、また洗濯機、と繰り返すことになりそうです。


お昼は地元で取れたエビでバーベキューをし、国会中継(?)を見ながらソファーで昼寝し、と、連休初日はのんびりモード。
明日からは体を動かすことをしたいな〜。
ビーチとプールをフル活用する予定。
ビーチに歩いていけるのは海沿いライフの利点です。
なんていっても無料ってとこが...!!

そして、8月のバカンス準備をちょいちょい始めたいと思います。
行き先は、山🗻
3000メートル以上まで登って見る予定です。
ゴンドラで...



2016年5月29日日曜日

今年のテラス

今年のうちのテラスはこれまでで一番キレイです。
花が超いい具合に咲いてくれて、鉢の配置も抜群。
なにせ一年中あーでもないこーでもないって言って
ベストな位置を探すべく鉢の移動をしているし。

去年の夏どっこにも出かけず、絶えず水やりをし続けた甲斐がありました(笑)
あと、今年の冬は割とあったかく、そういうのもうちにある植物にとっては良かったらしいです。

そんなわけで、秘密のお庭に迷い込んだ風に出来上がり、特にステファンが大満足。
よかったねぇ~。



大ヒットは日本のつづじ。
去年の、夫パパママから夫への誕生日プレゼントです。
(あと掃除機を買ってもらってました)
こんなに見事に咲いてくれるとは~!





こちらは名称不明。
夫曰く「この木の花が一番好きなんだよね。って、最後に見たのは5年くらい前なんだけど」
というわけで、私は一度も見たことのなかった花。
今年の春は「新緑の芽とは違う芽があるよ!!」と気づき、咲くのを楽しみにしてました。
このワインレッドがたまらなく好きらしいです。




もうシーズンは終了しましたが、ゼラニウムも良い感じ。




他にもいろいろ







真っ白のバラは、去年ご近所さんをアペロに呼んだとき、お土産に持ってきてくれた鉢植え。
大きめの鉢に植え替えたら、ちゃんと咲いてくれました。
花びらがすんごいボリューミーでいい感じです。そして超いい匂い。




ブルターニュで一目ぼれしたカプシンヌ。
3年くらい前に一度種まきして以来、毎年勝手に生えてきます。





今年のテラスは秘密の花園風(笑)






おととし買った白い藤は今年は咲きませんでした・・・。
今はシソの芽が出てくるのを待っている所。
って、いくつが芽は出てたんだけど、数日後に全滅!?
そして、植木鉢の内側にはりつく巨大なかたつむり・・・
(食べられてしまった模様)

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2016年4月10日日曜日

スウェーデンに国の電話番号ができたらしい

私の電話番号、お店の電話番号、○○さんちの電話番号、、、ってのと同じノリで、
スウェーデンには国に電話番号があるらしい~~!?

そんな話がラジオから流れてきてびっくり。
いつも電車・バスでの移動時間が長い(正確には待ち時間が長い)ので
スマホでラジオを聞いています。




 +46 771 793 336
こちらがその番号。
かけると、ランダムでスウェーデン人のスマホにつながるのだとか!!

自分のスマホにこのアプリをダウンロードしたスウェーデン人が
外国からのコールに答えてくれるそう。
旅行のプランから政治ネタ、ファッションまで話題はなんでも。

なんかこれ、面白くないですかー!?
国としてこんなびっくり企画をしてしまったスウェーデン、なんか素敵です。

ニュースによると、ちょうど250年前、スウェーデンは世界で初めて検閲の禁止を憲法で謳った国
=言論の自由を憲法で確保した国。
というわけで、世界で初めて国の電話番号も作っちゃってみんなで自由におしゃべりしましょうということらしい。
これを通して観光を促進するのが企画の目的だそうです。

4月8日に始まった企画のようですが、その日だけですでに1500件以上のコール。
一番ノッてるのがアメリカ人。全体の通話の30%ほどだそう。
続いてトルコ、イギリス、ロシア、オーストラリアがトップ5。
世界中どこからでもコールOKとのことなので、もちろん日本からも!

ラジオニュース中に、試しにかけてみましょう、ってことでかけていたけど、
なんか楽しそうだな~と思いました。

それにしてもこのyoutubeのイメージを見るだけでも綺麗な国~!
森も街も、おとぎ話みたいです。

そういえば、去年、語学学校でスウェーデンからの男の子と同じクラスになったのを思い出しました。
金髪碧眼で、発言も超人道的(笑)で、いかにも北欧の人!という感じ。
飲酒運転をいかに減らすか、のディスカッションで
「アルコールの効果を学べば危ないのは目に見えているので飲んだら乗らないのが当然」な彼と
「危ないのは分かってる、ペナルティ(罰金)があるから飲んだら乗らないだけで、
金銭的なペナルティを課さない限りついつい楽しい方を優先しちゃうのがフランス人」な先生(爆)でちょっとしたバトルになってました。
先生いわく「もう、こういう北欧のモラル高い感じ、嫌なのよね~」
っておい!!
南欧系は欲望に弱いですね。

2016年2月14日日曜日

気づけば2016年

色んな人のブログを読んでいると、年末に1年の振り返りをしたり、年始に今年の抱負を語ったりする方が多く、そういうのを読みながら、「みんな充実した1年を過ごした/1年にするんだなぁ」と他人事なのになんだか感慨深い気持ちに。
一人ひとり書いている内容や視点は全然違うのですが、「おぉきくなったねぇ」と、勝手に親視点で見てます。絶対大きなお世話だよね。
他の人のこれまでの振り返りとか今後の展望っていうのはなぜかどんなテーマのブログでも好きです。
で、自分はといえば気づけばすでに2月半ばという有様。

去年はおととしと比べて多い記事を書きました。

なぜかというと。

2012年の記事が22件、2013年10件、2014年6件・・・という数字がある日ふと目に入り、このまま消え去る風!?
と思ったとき、なぜかちょっと寂しくなったためです。
書きたいからではなく、件数を稼ぎたいという不純な動機。
そのうえいっぱい書いたのか?っていう感じですが、実態は2015年、10件。
あれ・・・・
しかも、各記事の間が空きすぎてしまっているため、いざ書こうとするとこれまでのキャラ設定(って、別に設定したこともないんだけど)が思い出せず、毎回微妙に雰囲気の違う文章になっているのが若干気になります。

あんまりブログを書かなかった理由といえば、去年の初夏から「ふらんぽん」で記事を書き始めたため、時々沸き起こる「文章を書きたい」欲求がみたされてていたのがあるかな。
みんなのリアルなフランス生活が覗けて、参加している自分が言うのもなんですが、読んでていつも楽しいです。



2015年は「動きのある一年にしよう」と滑り出した1年。
これまでがあまりに一定のリズムすぎてちょうど飽きてきた頃でした。
そして始まってみれば、求めた以上に動きのある1年になりました。

とりあえず2016年はコツコツ仕事しつつ、コツコツ語学力をもうちょっとどうにかしつつ、コツコツお金を貯める1年になりそうな。
そんな「待ち」の1年になりそうな気がします。
と、微妙に歯切れの悪い感じ。
どうしても「とりあえず」感が抜けず。

中期的には10年後を見据えてやることとその時間軸がはっきり見えてきました。
そんなこともあって、今は「とりあえず」。
2,3年は好機を見極めつつ、待ち、です。

10年後に、やりたいことが満足にできている状態になれれば。
そして60歳とか70歳になったときに、満足な状態でいられれば。


思えば今から8年前の頃。フランスに留学したくて貯金したりビザの準備をしたり。
その後1年の留学。
帰国したものの、次回の渡仏に向けて準備。
もう一度フランスに来てからは頃は必要に駆られてフラ語をどうにかせねばならず、
どうにかなるようになってからは、なんでもいいから仕事したい、となり、
今は将来に向けてやるべきことがあるけど、タイミング待ちで・・・

というわけで、状況&心理的に落ち着いてたのって、新入社員で会社に入って最初の5年くらいだけだってことに最近思い当たりちょっとびっくり。
その後はずーっと次のステップに向けて目の前のことをこなしている感じ。
いつになったら「落ち着いた感」が得られるのでしょうか・・・・
苦労体質の星のもとに生まれたんだろうか。

普段こんなことはあんまり考えないんだけど、日本で暮らしていたら今どんな感じなんだろうな~とふと思いました。
そのうえ、全くなんのイメージも浮かばない自分に驚き。
少なくとも、もうちょっと安定してそう(笑)

いつも落ち着かないし、落ち着く目標として10年後を見据えてるけど(そしてその期待は裏切られる予感がすごいんだけど)、大胆な動きができるのはこちらに引っ越してきたからだろうな、とそこはちょっとありがたく思っています。
それが必要に駆られたがための消去法で選ばるを得なかった事だとしても。
日本にいたら、この年齢になって外国語習得に没頭する機会も必要もなかっただろうしね。

ありがたいっていうのはフランスは自由度が高いとか、そういう話じゃなくて、語学も学歴・職歴も無い所でいきなり生きていかなきゃならなくなったおかげで、自分に必要なことを一つ一つ自分で集めるチャンスを得られたという感じの意味です。
まー、先行きは見えないのですが、こういうのは好きではあります。


具体的に今年の目標を挙げるとすれば、健康第一!ですね。
健康第一でいきます。