2012年10月26日金曜日

マルシェでお買いもの

旧ブログ。
どうやら私は海とか空とか建物ばっかりレポートしてた上に
「ニースは田舎だよ~」と何度も繰り返していた模様。

そこへきて、
「ニースって超田舎っていうから
北海道の○○みたいなところかと思ってたけど
こないだTVで見たら普通ににぎわってるんじゃん!
グリーンダカラちゃんみたいな市場とかあるし!!」

という友人某S嬢の指摘。

ちなみに北海道の○○ってのは、伏字にしたいのではなく、
そこに当てはまる地名をすっかり忘れてしまったため
こうなっているのですが、
まぁ、景色がきれいで観光地として人気な静かな場所、
と解釈していただければ。

あれ、そうだっけ?と思って、
読み返してみたら、確かに・・・。

東京都比べると確かにずっと小さく、
交通の便とか娯楽の幅広さとかも含め、
かなり選択肢が狭いので
「田舎である」と言い続けていたのも手伝って、

それだけ見てたら、確かに広大な海と
歴史的建造物の点在するのどかなところを
想像するかもしれない!


実際、パリですら東京より小さいのですが、
ニースはフランスで6番目の人口を持つ都市。
ちなみに日本で6番目というと福岡だそう。
市内には大学のキャンパスがいくつかあったり
観光名所はたくさんあるものの、
中心部はたぶん2時間くらいで端から端まで
歩けるのでは。というサイズ。
しかもちょっと離れると、鳥のさえずりが美しく・・・。


というわけで、冒頭のような会話が繰り広げられたので、
今回は空ばっかり見てないで
もうちょっと手元というか足元を・・・と思ったのでした。
テーマはフランスの街と生活。



こちらは旧市街の中にある石鹸やさん。
もっと「いかにも」なおみやげマルセイユ石鹸のお店もあるのですが、
ここお店はわりときれい目。



市場に出ていた石鹸やさん。
上の写真のお店とはまた別。


きのこやさん。
フランスでも秋はキノコの季節で、
手摘みの森のキノコがけっこうなお値段で売っています。
不法労働でキノコ狩りをし、儲けている外国人が
毎年いるようで、TVで取り上げられていました。


こちらは甘いものやさん。
南仏の名物「カリソン」とか、
果物のシロップ漬けを売っています。
このシロップ漬けは超劇激アマらしく、
怖くて挑戦していません。

トマトやさん。
テーブル2台分がトマトでいっぱいでした。
こちらは小粒が多かった一台。
もう片方は大きめのトマトがごろごろしていました。

もう寒くなったので、緑系の野菜がやや静かに見えるのですが
(それなりに売られてはいますが)
夏はいろんな野菜が出るんだろうなーと楽しみ。


という感じのニースの市場です。

2012年10月22日月曜日

レジデンス管理人情報および地域のニュース

このブログ、どこで見られているか
市区町村レベルで分かるのですが、
今日になってついにフランスからの閲覧が
日本からのを超えました。
フランスでは誰にもURL教えてないのですが。
もちろんトップはニース。
続いてフランス北部の別の都市、
第三位はカーニュのお隣の町です。
フランスのみなさなんこんにちは。
たいしたこと書いて無くて済みません。


それはさておき、タイトルの件。
平日19時すぎおよび週末に、軽快な音楽で
近所を賑わせているスポーツジムですが、
最近急に店じまいしてしまったとのこと。
そうなんだ~、とのんきに構えたのもつかの間、
フランスでは年度初めである9月を経て、
ジムのオーナーが年会費を持ち逃げしたのだとか。

まるで漫画ではないですか。

というわけで、せっせと看板が外され、
ドアにはワード打ちしただけのA4の紙で2行、
閉店のお知らせが張られています。

このご時世、お金持って逃げおおせるとは
どうしても考えられないわけですが・・・。
ずーっとひっそり生きてきて人ならまだしも、
ジムのオーナー、しかも結構何年もやってる人なら、
名前も顔も身元も割れまくりじゃないですか。

この件については管理人さんからの
続報を待っているところです。


続いて、再びのニースマタン。
10月8日の授業は、その日のニースマタンを持参することになっており、
授業でひとつ記事を取りあげてみんなで読んでみる、
って形をとりました。

「エリア内の人は関心があるけど、
世の中を見ればよくあることで、
フランス全土的に問題かといえば
そうでもないこと」の記事の一つとして、
ニースから少し山の方に入った街で
車が燃やされたという記事を取り上げました。

公営住宅の近くで、一晩にして車が15台燃やされたという事件。
事件直後の記事だったので、まだ、
住民に聞き取り調査をしています、という段階。
燃やされた車の持ち主は、以前も窓を割られたし、
車なんて一台しか持ってないわよ、と憤慨。

記事としては、怒りがわき起こりつつも、
今回大きな事件が起こったけれど
前々から小さい問題は見え隠れしていて
何かと危惧されてはいた・・・・
的な感じでした。

車が燃やされるってのは、日本ではたとえTVの中であっても
早々お目にかからない大事件でかなりビビるわけですが、
フランスでは、よく、とまでも言わずとも
まぁ起こり得る不幸な出来事の一つのようで、
(あっては大分困るわけですが)
おぉ、15台も燃やされちゃうわけですか!?
と事件そのものの斬新さに着目していたのですが、
その後の新聞でも続報が届けられます。

その後(もしくは前??)も複数の車が盗難されていたりと
事件が相次ぎ、ついに先週、捜査中の警察官が
殺害されてしまったとのこと。
この警察官のお葬式には大統領も出席するなど
(別件でニースに来ていたため出席できたものと思います)
地域ネタを超えつつある今日この頃。
逮捕されたのは16歳~23歳の数名で、
一人は5日前に刑務所から出てきたばかりだったとか。

近所の人は、「あの子はいつも街であっても挨拶してくれるし
年寄りの私を手伝ってくれてたのに」的なコメントを寄せています。


という大きな事件に発展しており、
今日も続報を新聞でチェックせねばと思っているところです。

散々書きましたが、何せ私の語学力なので、
内容が間違っている可能性もあるので、
「ふーん」くらいに読んでおいてくださいね。

そんなこんなの地域ニュースです。

2012年10月16日火曜日

近所

カーニュシュルメールの街の中はこんな感じです。
案外ふつう??

バス停前。
バスがいつ来るのか正直よくわからない。
5分おきに来ることもあれば30分来ないこともある
フランスマジック。


近所の通り




カーニュの旧市街
かわいいです

2012年10月15日月曜日

ニース 旧市街

ニース旧市街です。
ニースの街の中心とは建物が全然違って、
基本、洗濯物の外干しがNGなフランスも
なぜかここはOK。

観光スポット?と思いきや
普通に生活雑貨やさんとか、
肉屋さん、干し魚やさん(?)とかもあって、
地元民のお買いものスポットでもあります。

旧市街の中に、私が大好きなChez Acchiardoってレストランがあります。
どうやら繁盛しているらしく(!?)
増築および改装工事が行われており、まだお食事できませんが、
内装を覗きに行ったところ、超かわいい!
これまでも、外装も内装もほっこり南仏風で
すごく雰囲気が良かったのですが、
バージョンアップされています。
オープンが楽しみです。
ニース旅行をする人は、ここはぜひ行ってほしいです。

って、とりとめがなくなりましたが、
旧市街がかわいかったので。


ニース旧市街のブログ


2012年10月11日木曜日

本屋

本屋が無性に好きという人は結構いると思いますが
私もそのうちの一人で、
とはいっても、物事を突き詰めない性格なので
趣味にカウントするレベルでは全くないのですが、
例えば外に出ていて空き時間ができると
カフェに行くか本屋に行くか、半々かな
っていうくらいの本屋好きです。

5年ほど前、地元に戻ってきたときに感じた
ほぼ唯一の不満が、
地元に本屋が少ないことでした。
あっても、品ぞろえが私好みではない。
ちなみに栃木に戻る前に住んでいた
登戸も、本屋が少なく、品ぞろえもイマイチでした。
その前に住んでいた小平は、小さい本屋さんがいくつかあるだけでしたが、
割と楽しめたので満足していました。
そういえば小平は図書館も充実していてかなり通いました。
一方の川崎市は図書館も私好みではなかったな・・・。

と、ここへきてそんな私の本屋変遷をふと思ったのは、
ニースの本屋に不満を感じておるからです。

ちなみに、私の住んでいるカーニュという町は、
本屋に関しては壊滅的です。
タバコ屋さんの雑誌コーナーか、
簡単な文具と雑誌と新刊本をちょっと並べたお店がいいところ。
フランス人は本を読まないのかね?
・・・いやそんなことは無いと思ってはいるんだけど・・・。

こちらに来てから欲しかったのがお料理本。
ベーシックな本を端から一つずつ作っていったら
おおよそこちらの味なり調理法がわかるかなーと思って。
が、まず、本屋が見つからない。
そのうちばったり出会うかなーと思って
カーニュの街の中を注意してみていましたが見かけない。

ので、仕方なく、ニースの大通りまで行ってきました。
ニースで一番大きい本屋(多分)ですが、
新宿の紀伊国屋の15分の1くらいを想像していただくと
ちょうどいいかと思います。


ニースで本屋探しをしていて気付いたのですが、
割と本屋さんの数はある。
そして、みんな何かに特化している感じがします。
・写真集を集めてる本屋
・文学作品に特化している本屋
・教育系が充実している本屋
・デザイン本中心の本屋
などなど。

中には、一日1冊も売れてないんじゃないかという
雰囲気がある割に、なぜか高価格の古本屋とか。
超強気。


そんなこんなでやっと見つけたのが
「カンタン家庭料理900」なるもの。
900レシピが載ってます。多っ!

そしてお料理コーナーで見つけたこんな本。
日本の味が恋しくなったら「izakaya」を買ってみよっかな。

2012年10月4日木曜日

時間割

昨日で、学校が始まってちょうど1週間。
授業も一通り見たところなのでどんな具合か紹介します。


2009-10年に留学した時は、
初心者向けの語学基礎コースをとっていましたが
現在は中級からのコースをとっています。
このコースの中でもレベルによって大きく3つに分かれていて
私はこの中で一番下の「プルミエ」というコースにいます。
このプルミエの中でも、20人ずつ、3クラスに分かれています。
結構学生いるでしょ!?笑

フランス語のレベルは、下から
0(ゼロ)、A1、A2、B1、B2、C1、C2とランク付けされていて、
今の私はB1です。
クラスで一緒になっている人たちも同じレベル。

B2をとると大学・大学院に入れたり、
ヨーロッパ圏の人は仕事をする権利が得られたりするみたいで、
とにかくみんな、B2を必要としています。

私は、というと、B2がどうとか、そういうのはないんですが、
学校にちゃんと通うのは今年だけ、と思っているので
とにかく行けるところまで突き詰めておきたく、
彼ら同様、必死です。


というわけで、1週間のスケジュールはこんな感じ。
月曜:会話(午後3時間)
火曜:文法・書き(午後3時間)
水曜:社会(午前2時間)
木曜:文法・書き(午後3時間)
金曜:法・経済(午前2時間)、選択アトリエ(午後2時間)

気持ち的な焦りとは裏腹に、
これまで会社員をしていた自分から見ると
週15時間とは、ずいぶんスローペース(笑)
この他の時間は何してんじゃいと思われると思いますが、
結構ちゃんと勉強しています。あ、でも遊んでる時もあります。


会話のクラスでは、発音とか、オフィシャルな話し言葉を。
こちらはフランス人の話し方に関する意識の原点を見た気がして
非常に面白かったので、改めて書こうと思います。

文法・書き言葉は、これまでやってきた文法の総まとめのような感じ。
基礎クラスでも一応さらっている内容がほとんどですが、
その頃は端から一つずつ触れていったという感じなので、
「別々に習ったけど実は関連していること」同士のつながりが
見えていないものも多くありました。
それに横串を刺してくれた感じの内容なので助かっています。
先生はスーパーマイペースで、学生からは結構不評ですが、
そこに文句を言っていても自分の語学力が上がるわけじゃないので
私は黙々と課題をこなすことに専念します。

水曜の社会は、中学校や高校で自分たちがやってきた
「社会」全般がそれにあたるかと。
地理(フランスの位置や気候、国土の環境)や、
世界・ヨーロッパでのフランスのポジション、
歴史、政治形態、経済状況などをやっていきます。

金曜の法・経済は、選択制で、
「文学」か「法・経済」かを選べました。
この間は、新聞に載っている求人広告を使って、
職業の名称やら契約形態やらを見て行ったり、
みんなが知ってる企業について(前回はルノーとダノン)
話をする中で企業を形容する言葉を知って行ったり、
っていう感じでした。

最後の選択アトリエは、映画・演劇・小説・メディアから一つ選択。
私は映画を選択しましたが、
この授業は今週末からスタートなので
どんな感じか不明です。


こんな感じで、1月の試験に向けて頑張ってまいります。


2012年10月2日火曜日

続・ニースマタン

昨日ニースマタンについて書きましたが、
その後学校に行って会話の授業を受けたところ、
「来週の宿題。来週月曜のニースマタンを買って持ってきなさい」とのこと。
な感じでタイムリー。
ですが、どうやら「やっぱり地方紙。」くらいに見られているみたいで、
昨日の授業では一人の学生が簡単に自己紹介をして、
その人にほかの学生がいろいろと質問を投げかける、
という感じで進んだのですが、
「ジャーナリストになったつもりで質問してね。
でもニースマタンじゃ駄目よ、そうねー、ル・モンドの記者のつもりで。」
って先生が言ってました。
というわけで、来週8日は忘れずに
ニースマタンを持参せねばなりません。

そういえばこのニースマタン、
購入すると必ずおまけがついてきます。
曜日によって、日曜か月曜あたりは1週間のTVプログラム。
その他の週はうっすい女性誌みたいな感じのなど。
まぁ、チラシみたいなもので、ほとんど広告で
大した内容もないし、なぜかわざわざ薄いビニールに包んであるし
(雨降った日に配達される新聞にかけてくれてるようなやつ)
ゴミになるからいらないんだけど、
今のところ大人しくもらっています。

いつもは読まないんだけどこの間ためしに何冊かじっくり読んでみたら
面白いコーナーを発見。

冊子の後ろから4ページ目くらいに必ずある
読者からのお悩み相談コーナー。
(ちなみに一番後ろはおなじみ星占い。)

読者から日々の悩みを募り、そこに編集サイドから回答があります。

・うちの孫が歯磨きをしません。虫歯がひどくなってきました。
 母親が1日10回以上言っても全く効果がなく、
 最近はヒステリックになってきました。
 どうしたらよいでしょうか?
→お孫さんが歯磨きしないことより、そのお母さんのかかわり方が問題ですね。
 
 1日10回も話して効果がないなんて、伝え方に問題があるように思えます。
 云々

・夫が他の女の人ばかり見ています。
 本人に問いただすと、「絵を見てるのと同じで、ほかの人は
 髪一本触れていない」というのですが不愉快です。
 私は不幸なのでしょうか?
→ご主人が好きになって結婚して子供をもうけた相手はあなたでしょう?
 そういっているならいちど信用してみては?云々

・お隣の奥さんが私たちに断りなく、毎度買い物についてきます。
 主人は彼女がいるときは何も言いませんが、彼女が帰ったあとは
 彼女のせいでいつも私たちが言い合いをしています。
 彼女を怒らせずにやめてもらうよう言うにはどうしたらよいでしょうか?
→あなたたちが彼女を買い物に同行させる義務はどこにもないです。
 一度はっきり意思を伝える必要がありますね。
 ご主人にも同じことを言ってもらってください。
 それでも分かってもらえないなら、残念ですが
 彼女と関係を続けていくのは難しいのでは?
 云々

など。
普通に日本の主婦雑誌にも載ってそうなかんじですね~。
フランス人も、マイペースそうに見えて、
日々それなりに色々悩んでるみたいです。

 

2012年10月1日月曜日

新聞

こちらに来て、割と気に入った読み物があります。

Nice Matin(ニースマタン)
新聞。
地方紙です。
栃木で言ったら下野新聞ですね。
このNiceMatinをほぼ毎日購読しています。

基本1ユーロ。
イタリアとか、ほかの地方でも買えるようで、
その際は1.5ユーロとか、ちょっと割高です。

栃木で下野新聞をコアに購読している人がどのくらいいるか
分かりませんが、
このニースマタン、ニースエリアのキヨスク、
パン屋さん、カフェ、タバコ屋さんでは
ほぼどこでも置かれていて、
結構多くの人に読まれてるんじゃないかな~
という印象。
(まぁ、フランスでは新聞が自宅に届く、
ってのがあんまりないらしく、みんな外で買うから
自宅にお届けが基本の日本とは
パッと見の流通量は比較できない気もしますが)


とにかくこの新聞を通して、コートダジュールエリアで
何が起こっているか事細かに知ることができるのです。

トップは、何か大きなイベントがあればその写真が前面に。
お祭りのときもあれば、スポーツ大会の時もあれば、
殉死した警察官の追悼式の時もあればブドウ収穫の記事の時もあります。

続いて前日の出来事もろもろが続いてから
文化ネタ。どこかの美術館の紹介とか
イスラム絵画の紹介とか。
この辺になってくると、コートダジュールエリアに限らず
いろいろ紹介されています。
昨日は、ルーブル美術館のライオンの像(猫に見えた)などが
紹介されていました。

続いて健康。
昨日は女性によくみられるメンタル障害とか、
リフレクソロジーにまつわるQ&A、
病院と患者の間をつなぐケアのプロ集団などを紹介。

それからスポーツです。
割とサッカー記事が多いかな。

最後にアノンス。
英語で言うとアナウンス?
不動産・車その他もろもろの売ります・買いますから、
求人・求職、猫・犬の里親募集など。
購読者が三行広告を出せる欄です。

ここで目を引いたのが、お悔みメッセージ。
日本でも誰かが亡くなった時に掲載されることはありますが、
こちらでは、3年前とか5年前とか(全部さらってないけどもっと前も?)
に亡くなった方のお悔みメッセージが載せられています。
「○年前にいってしまった、**、私たちはあなたのことが大好きでした。
家族一同」のような感じで写真つきです。

週末は中に「キッズ版」が織り込まれていて、
ちょっと理科の実験めいたことや、
近くの鍾乳洞の紹介とか
世界のいろんな記事がいくつかあったうえで、
最後に世界地図からどの国の出来事か当てる、
みたいなクイズ形式の読み物などがあります。


という感じで日々居住エリアの情報収集にいそしんでいます。
でも地方紙などを熱心に読み込む若者はあまり多くないようで、
大学で読んでるとちょっと浮きます。