2017年5月2日火曜日

フランス女子はこうして育つ

前々から、在仏日本人の友人間で
「フランスの女の子ってオトナだよねー」と話題に上がることがありました。
幼稚園の子とか、小学生とか。

先日、近所に住む職場の同僚のお家にお邪魔した時の事。
その同僚はおばあちゃんで、その日は孫2人を預かっていました。
6歳の女の子と8か月の赤ちゃん。

女の子はバービー人形を出してきたり、お絵かきしたり、とまあ普通の女の子ではあったのですが、何かの拍子に「赤ちゃんの誕生」の話題に。

私、知ってるんだよ~、どうやって赤ちゃんが出てくるか。
一つは、お腹をお医者さんに切ってもらって出す方法。
もう一つは赤ちゃんがおまたから出てくる。でしょ?
また「赤ちゃんは頭が下になって入ってるんだよ」と。

って、なんだその詳しさ!!

「はぁ?誰がそんなこと教えてくれるの!?」
と聞くと、「マモン(ママ)」とのこと。

同僚も、「隠すことでもないしね、この子のママも最初っからはっきり知っていた方が良いって言ってズバっと、だよ」。

その後彼女は、「Mikiにも教えてあげた方が良いと思うから、私の本を貸してあげる」。

その本がね、すごいのよ。

「家族」がテーマのこの一冊。


「両親」のページ
左上から、
「パーティ、出会い」
「レストラン、初めてのデート」
「バラのプレゼント、初めてのキス」
「サンセット、愛の告白」


  • Σ(゚д゚(゚д゚(゚Д゚
「結婚」のページ

新郎・神父、ブーケ、婚礼用自動車、友人、フォト・・・


まぁ、「両親」のページに比べたら割と普通?

と、ここでマックスに面白いページがあったのですが、写真撮影に失敗!!がーん!
テーマは「出産」

分娩室に横たわるママ。
その部屋の壁には3~4枚の図がかかってるんですけど、それがママのお腹・子宮の断面図で左から順に赤ちゃんがどんどん大きくなっていく様子が描かれています。

ははーん、この子、この図でちゃんと理解してるのね~。

写真撮るからいいや、とちゃんと内容を読まなかったのが残念。いやー衝撃。

その後、家族にまつわるあれこれが紹介されていて、
「入学」とか「夏休み」とか「おじいちゃん・おばあちゃんの家にお泊り」とか、平和なページもあるんですが、その後目に入ってきたのが

「La famille recpmpoée」=ステップファミリー


再婚家庭の事です。
「義理のお父さん」「義理のお母さん」「パパ又はママが違う弟」などの単語が。

離婚・再婚が日常茶飯事なフランス。
まぁ、さいしょっからこういう家庭もあるって普通に馴染んておくってのは悪くないのかもしれませんね。

というわけでこの本を紹介してくれた6歳のガブリエル。
彼女自身も両親が離婚していて、小学生なのに早くも手帳を持ち、今日はパパの家に帰る日、ママの家に帰る日など自分で管理してるくらいオトナです。

私の帰り際には「分からないことがあったら手伝ってあげるから電話してね~」と言ってくれました。
超いい子!!

次はウチに遊びに来てもらう予定です。