職場で一番よくしてくれているのがイタリア出身の(ほぼ)おばあちゃんスタッフ。
おしゃべり好きでうっかり者な彼女は「良い人」っておでこに書いてある感じで、
私たちスタッフもお客さんたちも彼女とおしゃべりするとなんともほっこりするのです。
そんな彼女は販売とカフェのサーブを担当。
というわけで、イタリアンマンマ、ちょっとお客さんの波が引いたのを狙って、
テーブルに置いてあるカップを下げに。
室内のテーブルを綺麗にして、次はテラス席へ・・・
そして戻ってきた彼女
「シェフ!シェフ!こんなのあった!!」
イタリア訛りのフランス語で叫んでいます。
小柄な彼女が両手に抱えていた物体・・・・
何だと思います?
カラシニコフ(推定本物)
※この手の大きい拳銃だったってだけで、「カラシニコフ」そのものだったのかどうかは私は分からないのですが。
https://ja.wikipedia.org/wiki/AK-47 |
なにマンマ、過激派になっちゃったわけ!?
蓋を開けてみれば、見回り中のジョンダームリ(国家憲兵)だか警察だかが休憩に来た時に忘れていったものらしく、店長が急いで電話をかけて忘れ物は無事持ち主の所へ戻り、事なきを(?)得ました。
忘れた人は厳しく叱られたんだろうな・・・・
にしてもさ、カラシニコフ忘れちゃダメだよね。
しかも、小さい村の善良なカフェだったから良かったものの、悪用の可能性もあるし、ましてやテラス席でスタッフの目の届かない場所だったわけだから、誰かが持って行ってしまったらどうするのさ!?とか?
もう軽くパニックですよね。
最近は物騒な出来事も多くて、この手の拳銃を構えたジョンダームリやら軍隊の人やらが普通に街をうろうろしているフランスの現状。
これはやっぱり、いろんな事件があるとはいっても日本とは違うな、といつも思います。
それにしても、良い人の代表のようなイタリアンマンマとカラシニコフがどうしてもつながらなくて、爆笑をこらえることができませんでした。
はー、でもこの場面に遭遇するのは一回でいいわ。